国際理解の授業で「国境なき医師団(MSF)」での活動を紹介
9月24日(火)のGSC国際理解の授業に、佐藤真史看護師をお招きしました。佐藤さんは「国境なき医師団(Médecins Sans Frontières=MSF)」の手術室看護師として、昨年11月から6ヶ月にわたり、イラク第二の都市・モスルで医療活動を続けてきました。
フランスで生まれ1999年にはノーベル平和賞を受賞したMSFの活動についての説明と、今回の活動の舞台となったイラクの歴史に触れたあと、現地での活動を画像を交えてお話いただきました。
IS(イスラム国)と政府軍が激しい戦闘を繰り広げたモスルでは、戦闘終結から2年がたった今も、医療施設やスタッフが不足する深刻な状況にあります。そうした環境の中で、感染症の危険や耐性菌の広がりと戦いながら、世界各国からやってきた医師・看護師・ロジスティシャン・アドミニストレーターなどのスタッフが、現地の人々と協力して医療活動を行う様子がよくわかりました。
生徒たちからは、MSFの財政やスタッフの給料のこと、受け入れ国政府との関係、手術室で使用される言語などさまざまな質問が出されました。