本校の卒業生が特別授業を行いました
16日(月)の3・4限目
本校卒業生の山田美緒さん(在学時 山崎美緒さん)が、特別講師として本校に来られ、3年生の世界史演習βの授業で、ご自身の体験談などを講演していただきました。
山崎さんは、本校卒業後、大阪外国語大学(現在の大阪大学外国語学部)に進学。
その後、大学在学中に、自転車で女性日本人初のアフリカ単独縦断を敢行。著書である紀行エッセイ「マンゴーと丸坊主」を読むと、その壮絶かつ夢に満ちた体験と、それを乗り越えていく行動力、芯の強さ、ポジティブさを伺い知ることができます。
その後も、「自転車は世界をつなぐ」をモットーに、これまでアフリカや東南アジアなど20国以上を自転車で回った「サイクリスト」である彼女ですが、現在は、アフリカ南東部のルアンダで「KISEKI」というソーシャルビジネスを起業しておられます。
現地の衰弱する子どもたちを助けて命を救ったり、困窮するシングルマザーに職を提供したり、保育施設、教育施設をを創設したり、精力的に活動している彼女の功績は大きく、2023年度には地域社会の発展等に寄与した個人や団体に対して贈られる「シチズン・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。
日本に帰国すると多くの講演を依頼され多忙な山田さんですが、この度大阪大学での講演のタイミングで本校にお寄りいただくことで、特別授業が実現しました。
20年ぶりの母校ということで懐かしんでおられました。
私も、特別授業を聞かせていただきました。
50分という短い時間したが、経験に基づく話はとても興味深く、また聞くものに勇気と夢を与えてくれる内容でした。
多くの困難を乗り越えながら夢に向かってひたすら前に進んでいる彼女の言葉には、全て実感がこもっていて、印象的でしたが、中でも、「世界を変えるのは特別の能力を持った人ではなく、粘り強く諦めず最後までやりきることができる人。そして、それは誰もが持っている力。」という言葉は、心に深く残りました。
卒業生の活躍は、学校にとって大きな力となります。
また一つ元気をいただきました!