今週一週間は、外部に向けた授業公開週間です。

本校は大阪府のリーディングギガハイスクール（LGH）のアドバンス校に指定されており、大阪府立高校のICT教育をリードしています。

多くの授業で、ICT機器を活用しながら、効率的なわかりやすい授業を行っていることから、ここ数年生徒による授業アンケートの結果も順調に向上しています。これらの授業を公開し、他校の参考にしていただく目的で設定されているのが、この「授業公開週間」です。

また同時に今週を「授業見学週間」と位置づけ、組織的な授業力向上を目的に本校教諭同士の相互授業見学も促進しています。

インターネットやAIが急速に進歩し続ける中、社会を生き抜くために必要な学力が「知識」中心から「思考力・判断力・表現力等」といった課題解決能力へと移り変わっています。

物事をどれだけ知っているかということも大切ですが、知っているだけではAIにはかないません。よって探究する力や自分の考えを持ち説明する力、新しいものを創り出していく力などが求められるわけです。

ひと昔前の「教師が一方向的に伝える」授業から「生徒が主体的に学ぶ」授業へと授業改革は進んでいます。そしてICT機器は「授業の効率化」や「視覚化」、「協働的な学び」など、授業改革に大きな役割を果たすアイテムです。

もちろん、ICT機器を使うだけで授業の質が上がるわけではありません。従来からの「わかりやすい説明」や「生徒とのコミュニケーション」、「適切な声掛け」などが大きな要素であることは言うまでもありません

教科を超え相互授業見学をおこなうことで、それぞれの強みを共有することができます。ぜひ、この機会に本校のさらなる授業力アップを図りたいと思います。