七月巻頭言
校長 小山正辰
7月3日、豊中市教育委員会山元行博教育長、青少年課杉山課長他2名の方に、「出前授業」をしていただきました。2年生、美術専攻生を前にです。
メインは山元教育長のお話。タイトルは、「みんなで祝う成人式 ~デザイン制作に取り組む桜塚高校生へのメッセージ~ 」と題してのものでした。
本校生を中心に高校生、支援学校生が一緒になって豊中市の、来年成人式を迎える20歳の先輩方(新成人)へ送る(贈る)案内チラシや封筒を作成するという企画です。
小学4年生(10年後の成人)や、そして若い力を支える地域の大人が一緒になって、門出を祝い、メッセージも送るそうです。
数年後成人を迎える中高生にとって、近未来である20歳は、私たち大人が思うより遠くのもの、と感じているかもしれません。20歳という時期を経過してきた私たち大人は、20歳だけでなく、30歳,40歳の自分の姿は過去になり、できなかったことに、つい言い訳しがちです。
これから大人になろうとする若い人たちが、より良い未来、将来が描けるよう私たち自身もまだまだやるべきこと、あるのだろうとおもいます。職業人として、家庭人として。そして社会人として。
山元教育長様は、市民みんなでお祝いする成人式の意義や人生、将来についてまで語っていただきました。東南海地震に備える豊中市の施策という少し固いお話から、成人式に集って我が息子娘の将来を語り合う親御さんの話、教え子である芸妓さんの不断の努力のお話など、生徒たちの琴線に触れる温かいメッセージでありました。
桜塚高校生徒は、こうして授業のなかで「人間力を養う」経験もさせていただいています。終業式前には、1年生から3年生まで、それぞれの学年が工夫した「人権を考える」講演会などを持ちます。豊かな人間性を持つ本校生が、さらにバージョンアップしてくれます。
<お知らせ>
8月7日(火)、岩手県立大槌高校と本校野球部が「復興祈念交流試合」を「曽根ローズ球場」で行います。詳しくは、本HP案内欄をご覧ください。