探究特別講座にNHKの取材
先日のブログでも紹介しましたが、本校は「総合的な探究の時間」を活用し、系統だったキャリア教育を実施しています。そして現在、その集大成となる3年生の「探究特別講座(第2期)」が行われています。
本日、その探究講座の一つ「ひとりひとりの個性に応じたものづくり」にNHKの取材が入りました。
講師は、マルスバッグ代表の 細川 晋さんです。
細川さんは、救急救命の現場に特化したバッグの製造をしておられます。もともとカバン作りの職人であった同氏は救急救命士と出会ったことで、現場の厳しさや課題を知り、それを解決すべくカスタムメイドの医療用救急用バッグの開発に携わられることになったそうです。
また、そのことがきっかけで、現在「障がいのある小学生のためのランドセル」や「水害時に救命道具になる通勤通学リュックの開発」など、一人ひとりの個性やニーズに応じたカバンを作っておられます。マスコミ等にも取り上げられ、全国から問い合わせや注文があるそうです。
本日は、実際にそのカバンを持参いただき、作ろうと考えた背景や具体的な機能について紹介していただきました。

様々な立場にいる人の困り感や様々な場面における課題を想像する力(imagination)
既存の概念に捕らわれることなく新しいものを創造する力(Creation)
2つの「そうぞうりょく」が、素晴らしい製品を生み出しました。
この力こそ人工知能(AI)には無い「人間の持つ素晴らしい能力」です。
受講した生徒たちにとって、とても貴重な時間になりました。ぜひ、自分自身の考え方をブラッシュアップしてください!
なお、この様子は後日(18日)、NHK「ぐるっと関西おひるまえ」(11時30分~11時54分)の中で放映される予定です。

