1.3年生の人権講演会を行いました
本日の午後、5限目に3年生、6限目に1年生の人権講演会を行いました。
講師にお招きしたのは、浅井純子さん(通称 junjunさん)。


浅井さんは30歳の時に突発性周辺部角膜潰瘍(モーレン潰瘍)を発症。角膜移植を何度も試みられたのですが、最終的に視力を全て失い全盲となられました。
闘病の苦痛、視力を失っていくことへの不安、精神的なショックなどは、彼女の本『目の見えない私が「真っ白な世界」で見つけたこと』の中に記されています。

自殺を考えたが、屋上に上るエレベーターのボタンが押せなかったこと。
車に飛び込もうにも、車が見えなかったこと。
彼女は、自らのその状態を「死ぬことも許されない神様からの挑戦状。自分が克服できるからこそ神様が授けた試練」と捉え、「生きるか死ぬかしかない人生。死ぬことができないことがわかり、生きること(変わること)を考えた。」と仰いました。また、「その神様は自分の中にいる。自問自答する中で、自分の中にいる神様が自分の人生を選択する」とも言われてました。
そんな彼女は、その後、視覚支援学校に通い技術を学びヘルスキーパーとして働いたり、会社を経営したりしながら、ポジティブに人生を送っておられます。
数々のテレビ出演、インスタでの発信など、活躍は枚挙に遑がありません。
3年生と1年生で環境も異なるため、話の内容も少し異なりましたが、共通していたのは「どんなことも最終的に選ぶのは自分」ということと、「失敗は学び(チャンス)、次につながる財産」ということでした。
「視力が無くなっていく過程は不安で苦しかったけど、全く見えなくなったことで不安は消えた。失うものが無くなったので、ここからはプラスしかないと切り替えた!」という言葉も印象的でした。
とかく私たちは、無いものを欲しがったり不満に思ったりします。
おかれた環境に不満を持つだけで、自分の力で新しいものを創り出したり、その環境を変えようともしないケースも多々あります。
最後に彼女が言った言葉
「チャンスはつかむもの、皆さんの目の前にはたくさんのチャンスがある。それをつかむかどうかは自分次第」
高校生の皆さんにはぜひ大切にして欲しいと思います。
浅井さん、
サポートにお越しいただいたお二人の方、
長時間の講演中、横に座って待っててくれた盲導犬のライズくん。
本当にありがとうございました!

