音楽表現と地歴公民のコラボ授業
昨日の4限目「音楽表現」の授業を見学しました。社会科(世界史)とコラボした授業です。
第1回目の本日は地歴公民科の先生から、「エーデルワイス」という曲にまつわる歴史的背景が紹介されました。


映画「サウンド・オブ・ミュージック」の劇中歌で知られる「エーデルワイス」には、ヒトラー率いるナチス・ドイツへの併合に抵抗するオーストリアの思いが込められていること。また、音楽一家であったトラップ家が、自分たちの思いをこの歌に託しながら愛する祖国を後にしたことなどが伝えられ、生徒たちは、当時この歌を歌った人の気持ちや、この歌が果たしてきた役割などを伺い知ることができました。
また、その他の劇中歌であるDo-Re-Mi(ドレミの歌)やSixteen Going on Seventeen(もうすぐ17歳)なども写真を交えながらわかりやすく紹介されました。
本日の授業で描いたイメージを基に、今後ミュージカルに取り組んでいきます。 ぜひ、心のこもった素晴らしいものになることを期待しています。
話は変わりますが、今、東京で34年ぶりの開催となる「東京2025世界陸上」が開催されています。鍛えられた身体が醸し出す一挙一動の美しさや逞しさに加え、選手の喜びや悔しさといった感情も伝わり、見ていて心が熱くなります。
世界各国から集まった選手が、同じフィールド、同じルールで競い合い、勝負の結果に関わらずお互いの健闘を称えあう「人種や文化を超えた人と人との繋がり」は、何かにつけ「分断化」しようとする社会を生きる私たちに、大切なことを教えてくれます。
そしてもう一つ、外国にルーツを持つ多くの日本人選手が活躍していることも素晴らしいことです。
陸上のみならず様々な競技において、国際的なルーツを持つ選手が活躍しています。国内外通して日本のイメージが変化していく喜び、未来へつながるワクワク感を感じます。
彼らの活躍が私たちのグローバル感覚や多様性の理解をさらに高め、様々なルーツを持つ人に対する偏見や差別のない社会へと繋がることを大いに期待しています!

