お知らせ 学校長ブログ

1・2年生の「朝読」(朝の読書)が始まります

明日から、本校で「朝の10分間読書」が始まります。昨年度までは、「読解力の育成、および基礎学力の育成」というコンセプトで教科の学習も行っていたのですが、高校生の読書量が激減している状況を踏まえ、全ての学力の根幹である「文字を読み、内容を深める力」を育成する目的で読書活動を推進することにしました。

(以下、生徒たちに伝えた内容です。)                      

生徒の皆さんへ

たった10分と思うかもしれませんが、皆さんにとって大きな意味を持つ時間です。
本を読むことで、どんな力がつくのかということですが・・・

読解力は全ての教科の学力に関係します 

本を読むと、読解力(言葉を理解する力)が身につきます。読解力は、単に国語のための力ではありません。
数学の問題文を正確に読み取る力英語の長文を理解する力理科や社会の資料を正しく読み解く力、つまり、すべての教科の土台となる力です。

数年前、新井紀子さんの「教科書が読めない子どもたち」という本が話題を呼びました。
この本の中で指摘されたのは、「多くの子どもたちが、教科書を正確に読めていない」という現実です。それも、難しい内容ではなく、教科書に書いてある、基本的な文章です。つまり、「知識が足りない」のではなく「読む力が足りない」ことで、学力が伸び悩んでいるのです。
読めないままでは、どれだけ授業を受けても、どれだけ問題を解いても、本当の意味での理解にはつながりません。

<実際、大学入試も「読解力」を重視する問題が増加する傾向にあり、読む力が乏しければ、問題の意味が分からなかったり、時間が足りなくなったりしてしまいます。>

読書は(多様化する)これからの社会を生きぬく力を育成します

本を読むことは考える力を育てます。
例えば、文章を読みながら「これはどういう意味だろうか」「なぜこうなるのだろうか」
と考える。この積み重ねが、自分の頭で考える力をつくっていきます。
また、本は皆さんの世界を広げます。自分の知らない価値観、経験したことのない出来事、出会ったことのない人の考え方。それらに触れることで、人としての幅が広がっていきます 多様化する社会を生きていく皆さんにとって、考え方の幅を広げることはとても大切な要素です。

この10分を「ただの時間」にするか、「自分を伸ばす時間」にするかは皆さん次第です。
「やらされる読書活動」ではなく、前向きで充実した時間にしてください。