防災避難訓練をおこないました
本日、7限目防災避難訓練をおこないました。今回は、火災を想定した訓練です。
非常サイレンが鳴り、暑い中、教職員の誘導のもと、生徒たちはグラウンドに集合しました。
避難訓練には、さまざまな目的があります。
もちろん、「避難経路の確認」や「避難の練習」も大切なことですが、実際この時間、この場所で火災が起こる確率はごくわずかです。したがって、避難訓練という機会を通して、災害に対する危機管理意識を高め、改めて備えの大切さや発生時の行動などについて考えたり、過去の災害を風化させることなく、振り返るきっかけにすることも必要であると思います。
本校には1000人以上の生徒が在学し、協力しながら高校生活を送っています。
全てが大切な生徒であり、かけがえのない命です。
万が一、災害が発生した際、たとえ一人の命であっても落とすことがあってはなりません。
避難をした生徒に対し、集団で生活をしている場において災害が発生した場合、命を守るために必要な「自助」「共助」「公助」という3つの行動について話しをしました。
「公助」とは、消防士や、自衛隊、行政機関などといった組織による救助活動のことであること。
「自助」とは、災害発生時に状況を的確に判断し迅速に避難をすることや、非常口の確認などといった自分の力を守る行動であること。
このことを説明した後、自分の命と他人の命を守るために協力をする「共助」という行動について話をし、高校生の皆さんにぜひ持ってもらいたい力であることを伝えました
例えば・・・
避難するときに体の弱い人やハンディキャップのある人を助けること。
自分が避難して終わらず、点呼の集約に協力し、逃げ遅れている人がいるかどうかをいち早く把握することが、他人の命を救うことになること。
このように力を合わせることが、集団生活の危機管理において、最も大切なことです。
およそ9年前に発生した東日本大地震においても、多くの高校生が、救助やボランティアで活躍をしました。
高校生の皆さんはすでに、「助けられる立場」から「助ける立場」に成長しています
是非ともこれからは、「自助」に加え「共助」という視点で、災害に備えて欲しいと思います。
今日は快晴でした。各部には新入部員の姿も少しずつ増えてきました!