校長だより

校長だより

校長より新型コロナウイルス感染拡大防止についての注意喚起を行いました

本日全校放送で校長より新型コロナウイルス感染拡大防止について、以下の注意喚起を行い、Google Classroomでマスク着用等の感染拡大防止についての行動についてアンケートを実施しました。この注意喚起文はGoogle Classroomでも配信しました。

 

生徒の皆さんへ

校長より

 今年の2月あたりから、新型コロナウイルス感染症により皆さんの高校生活は大きく変わりました。 今まで当たり前であったことができなくなり、悔しい思い、やりきれない思いでいる人も多いと思います。また、いつまで続くかわからない状況にストレスがたまり、不安で心が一杯になっている人もいると思います。

 今後しばらく、このウイルスとの闘いは続きます。第2波、第3波が来たとしても、私たちひとり一人が協力しながら、乗り切っていかなければなりません。

 このような状況であるからこそ、ぜひ、皆さんに再確認したいことがあります。

それは、「自分自身を大切にすること」、そして「周りのことを考え、自分自身の判断で正しい行動をとること」の2点です。

 

 まずは、自分自身を守るための行動を心がけてください。

いよいよ期末考査まで1週間を切りました。今年度は1学期の中間考査がなかったため、この1回の考査で成績が決まります。特に3年生にとっては、進路決定に大きな意味のある考査です。感染予防に万全を期してください。新型コロナウイルス感染症は飛沫による感染が主であり、マスクをすることや、手についたウイルスが口に入らないよう手洗いをすることが感染予防にとって大きな効果があるとされています。毎日、教室などの消毒はしていますが、多数が触れる施設や設備は、いつどこでウイルスが付着するかわかりません。ウイルスが体に入らないよう、食事前には必ず石鹸での手洗いをしてください。

 

次に「周りのことを考えた行動」についてです。

ここ数日、府立高校を含めた複数の高校で感染が確認されています。決して他人事と捉えず、

「もし、自分が感染していたら」という仮定のもとに行動する危機意識を持ってください。

そして、飛沫感染が考えられる状況では、必ずマスクを着用するように心がけてください。

また、他人への影響は「うつす」ことだけではありません。もし学校で感染者がでた場合、当該生徒は入院することとなりますが、同時に感染生徒の行動調査がおこなわれます。もし、感染した生徒が学校で常にマスクをしていた場合、「濃厚接触者はいない。」ということになりますが、様々な場面でマスクをせずに行動していた場合、多くの生徒が濃厚接触者として不安に苛まれることとなります。

決して「感染することが悪い」と言っているのではありません。どれだけ気を付けていても感染することはあり得るので、感染者を特定したり、責めたりすることは人権侵害であり、絶対にしてはならないことです。

しかし、それぞれが行動に注意することで、他人への影響を最小限にとどめることは可能です。

 

残念ながら、ここ数日、立て続けに、学校に対して、お叱りの電話が入っています。

内容は「桜塚高校生が、岡町商店街でマスクもせず、広がって大きな声でしゃべりながら歩いている。」というものです。つまり、周りのことを考えない、自分勝手な行動に対する指摘です。

 

おそらく、一部の生徒の心無い行動が「桜塚高校は」という捉え方になっていると思います

 

これから暑くなってくるため、熱中症を予防するためには場面に応じてマスクを外すことも必要です。その時は、飛沫感染を防ぐための距離を取ることを忘れないでください。

自分本位にならず、その場の状況を考え、周りの人を思いやる気持ちを持ってください。

 

大切なのは、状況を自分で判断して行動する力です。学校で「マスクをつけなさい」と指導をしているのは、皆さんと、皆さんの周りの人の安全のためです。しかし、どれだけ人に言われても「なぜ必要なのか」ということを自分自身で理解しない限り、本当の意味での行動は変わりません。「周りに言われるから」するのではなく、自ら「どう行動すべきか」を判断し、その時、その場面に必要な、正しい行動をとれる力を身に着けてください。