校長だより

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保護者の皆様へ 授業再開に向けて 校長より

保護者の皆さまにおかれましては、長期にわたる本校の新型コロナ感染症対応にご理解、ご協力をいただき心より感謝を申し上げます。

いよいよ、来週から通常授業が始まります。様々な制限はありますが、待ちに待った再開です。生徒の皆さんには、新学年・新クラスでの新たな出会いや仲間づくりを楽しむとともに、授業や課外活動などにおいて、様々なチャレンジをして欲しいと思います。

特に1年生は、中学校の卒業式も思うようにできなかったことに加えて、入学式という節目の行事もないまま、ここまで不安定な日々を過ごしてきました。

来週15日に実施する入学式は、府のガイドラインに沿う形での実施となり、残念ながら例年と「形式」は異なりますが、75期生の高校3年間の活躍を期待するとともに、360名それぞれの新たな門出を祝福することができればと考えています。

さて、長期に渡る臨時休業が続く中、生徒たちは課題学習やオンライン授業に熱心に取り組んでくれました。その結果、多くの教科で例年と大きく変わることのない範囲まで学習を進めることができています。生徒の学力保証に向けて多くの時間と労力を注いできた教職員にとっても、嬉しい結果です。これからも、教員と生徒がベクトルを合わせながら、一人でも多くの生徒が「進路実現」や「自己実現」を果たせるよう、教育活動を進めていきたいと考えています。

ただ、学習は進んだとはいえ、「授業のわかりやすさ」や「生徒の理解度」など教育的効果については振り返りが必要です。今後、生徒アンケートを実施するなど総括をおこない、万が一、再び臨時休業となった際、生徒にとって効果の高い教育活動をおこなえるよう準備をしていきたいと思います。

また、分散登校が行われている現在も、対面授業と(グーグルクラスルームを活用した)オンライン学習をマッチングしながら学習活動を推進しています。これは、まさに令和4年度を目途に国が進めている一人1台端末を配置した次世代型教育「GIGAスクール構想」の学習形態です。緊急事態が終息した後も、今回の経験を生かした先進的な取り組みが本校の教育力向上に繋がればと考えています。

「新型コロナ対策」をきっかけとして、テレワークやオンライン会議などといった社会のデジタル化が加速し、仕事や生活様式の在り方に大きな変化をもたらそうとしているなか、

教育活動の情報化は喫緊かつ重要な課題です。従来の「対面授業」のメリットを生かしつつ、ICTを活用することにより効率的かつ効果的な学習活動を推進していきたいと思います。

今後とも、ご理解ご協力をいただきますようよろしくお願いします。