校長だより

校長だより

平成23年10・11月合併号

10月号はすっかり遅くなってしまい、11月との合併号でお許しください。

さて、大阪府教育委員会の海外教育先進事例視察団として、10/17~10/19の3日間ですが、中国は上海へ行ってきました。

上海という都市、中華人民共和国という国が持つエネルギーを、教育というフィルターを通して見ることができました。具体的には、教える先生の「自信にあふれ無駄のない授業展開」。教わる生徒たちの「元気で、輝いた眼で臨む受講態度」を見た、ということです。そこで教える先生たちと話し合い、生徒たちに話を聞いてきました。

日本と中国では、政治制度や社会のありようも異なっています。「人口減少社会」「少子高齢化」の日本、「右肩上がり経済」の中国。教育に関わるバックグラウンドの異なる互いの教育を同列に論じることはできません。

高校への進学率が95%前後の日本、中国では40~50%といいます。ほとんどの人が高校へ進学し、50%の人が大学へ進む日本。中学から高校へは半分の人が進む中国、競争社会と認識している生徒や保護者が生き残ろう、生き残らせたいと励んでいます。

上海における「語学教育」や、中国のなかでの先進地域である上海がもつ使命を、中学・高校(中国でいう「中学」)現場の先生や生徒がどのように感じ実践しているか、どのように力を蓄え発揮しようとしているか、その力を将来どのように活かそうとしているのかを感じてきました。

指導力のある先生は覇気があります。力を伸ばす子は元気です。

ひるがえって、

上海にまけない桜塚高校だと思います。素直に優しく人を包むことのできる生徒は成人し、自らの目標をしっかりとらえ、努力します。多くの先輩方がそう実践されています。

これからも「多文化社会への理解と参画」「地域社会との交流・貢献」で本校生はさらにパワーアップできると確信しています。11/10~11/23には豊中中央公民館との連携企画「私のとっておきの桜塚高校(場所)」、11/19(土)には豊中市長も出席いただいてイベントを行います。

11/19~21にはベトナムから22人を迎えて国際交流も行います。自分を大事にすることは人を大事にすること、人と協働できる人は互いに成長できる人だと思っています。11/5の桜塚高校の「学校説明会」へ来ていただける方、待っています。