桜塚高校では今年から「読解力」を高める学習を始めました。
これからの時代を生き抜く上で必要な力の一つに「読解力」があります。今、教科書を読んでも理解できない、または、間違えて理解している高校生が多くなってきているのが現状です。また、大学入試センター試験に代わり、新しく開始された「共通テスト」では、国語だけでなく、どの科目も「読解力」を必要とする問題形式が顕著になっています。こういったことからも、「読解力」の向上をめざしての取り組みを始めました。
1.論理エンジン
代々木ゼミナールや東進ハイスクールで長年に渡って国語科の指導をされてこられた出口汪先生が開発された「論理エンジン」を導入しました。朝学(毎朝10分間)でコツコツと取り組むことにより、読解力をつけていくことが狙いです。

出口先生による生徒への講演や、教員への研修も行い、論理エンジンの進め方や意義などについて理解を深めてから取り組んでいます。

出口先生による生徒への講演

出口先生による教職員研修
論理エンジンHPはこちら
2.リーディングスキルテスト(RST)
リーディングスキルテストは、国立情報学研究所を中心とした研究チームが、大学入試を突破する人工知能(AI)の研究を通して開発した、基礎的読解力を測定するためのテストで、一般社団法人教育のための科学研究所が実施しています。
このテストを年に数回受検することにより、現在の読解力の掌握、および、普段の取り組みの成果の確認を図ります。
リーディングスキルテストはインターネット回線を用いて行われるテストであるため、各自のChromebookで受検します。受検時間は約50分です。結果は終了と同時に各自の画面に映し出され、教員も結果データを取得できるので、結果分析や個々の生徒へのフィードバックに活用できます。

令和3年4月に行ったリーディングスキルテストの様子
一般社団法人教育のための科学研究所のHPはこちら

